Switch Language (en-US) (ja-JP)
UPDI4AVR と PCとの接続には別途 USB Type-C ケーブルが必要です。 USB-SERIAL変換には WCH-CH340E が使われています。 正常にPCから認識されると、USBシリアルポート(COM)として見えるようになります。
8.x以降では Windows Update からドライバを導入できます。
Catalina 以降では標準でドライバが用意されています。
各OS用の最新ドライバは下記リンクから入手できます。
UPDI4AVR を使用するには、avrdude コマンド 6.8 以降(7.1 以降を推奨)が必要です。
UPDI4AVR は JTAG2UPDI 書込器上位互換であるため、 その代わりに使うことができます。
これらの環境では JTAG2UPDI 互換書込器として選択できますが、 HV制御は programmers.txt を直接修正しなければ、IDE操作的には許可されません。
非推奨: 注意深く運用するなら UPDI4VRハードウェアの JP1ジャンパーをショートしておき、 物理的に常時 HV制御有効とすることができます。
これらは Arduino IDE で AVR-GCC / AVR-LIBC をネイキッドで使用するための SDKであり、 Arduino API 互換ではありません。
avrdude 7.1 以降が付属し、UPDI4AVR に対応しており、 書込器選択で HV制御を有効化できます。
対象デバイスにMIL/6Pコネクタが用意されており、 かつピン配列が同じであれば、 CN1コネクタと IDC/6Pリボンケーブルで直接接続できます。
そうでなければ CN2コネクタにジャンパワイヤーを差し込み、 ブレッドボード等を介して接続してください。 少なくとも UPDI / VDD / GND の 3本は対象AVRデバイスと “直結で” 配線する必要があります。
CN2コネクタのピン配列は、28端子以上の対象AVR(ATmega4808やAVR128DB28等)と順番が同じです。
UPDI端子(とRESET端子)に想定外の容量性負荷回路が接続されていると、 正しいUPDI制御が電気的に成り立ちません。 それらは全て事前に取り外すか、ジャンパーで対象AVRデバイスと切り離されている必要があります。
UPDI制御とは別に、USBシリアルと 対象AVRデバイスの UARTとが接続できます。 Arduino IDE のシリアルモニターであれば、 UARTシリアルモニター通信と UPDI制御通信を、自動で切り替えることができます。
HTCR は “Host TxD to Client RxD” の略、 HRCT は “Host RxD from Client TxD” の略です。 対象AVRデバイスの UARTと、任意で配線してください。
CN1コネクタと microUPDIコネクタ(tinyAVR / megaAVR 世代用) とは仕様が異なるため、IDC/6Pリボンケーブルで接続する場合は SW2 DIPスイッチの 3と 4をオフにしてください。 UARTパススルーは無効です。 デバイス側が microUPDIコネクタ仕様の場合 AVR_DD/EA/EBシリーズの HV制御はできません。
SW1ブレークボタンは、正しく配線されているならば 対象AVRデバイスに対するリセットボタンとして機能します。 押している間はリセット状態が維持されます。
RESET端子が未設定の tinyAVR シリーズは、UPDI制御でリセットされます。
SW1 は avrdude との接続操作中は、通信ブレーク(中断)ボタンとして機能します。
(UPDI制御ではなく)Bootloaderと UARTパススルーで読み書きする場合、 avrdude は RTS信号をトリガーとして対象AVRデバイスをリセットし、 Bootloader 動作を開始させます。 これは SW1ブレークボタンを押すのと同じ効果を持ちます。
VDD給電可能電力は最大 5Vまたは 3.3Vで、100mA です。 VTG受電時は 1.8V〜5.6V を受け入れますが、 メモリ書き換え動作時は 3.0V未満になってはなりません。 USB-SERIAL変換を正しく動作させるには 3.1V未満になってはなりません。
AVR_DA/DB/DDシリーズで供給電圧が4.25V未満の場合、メモリ読み書き速度が低下します。
待機中はホタル明滅(ハートビート)します。 SW1ブレークボタンを押している間は、ブリンク点滅します。 PC側から UARTの RTS信号がブレーク(論理LOW)にされているならば、 フラッシュ発光します。
UPDI / HTCR / HRCT 信号の何れかが 通信アクティブ(論理LOW)であるなら点灯します。
tinyAVR シリーズと、AVR_DD/EA シリーズに対しては UPDI端子の制御機能を FUSE 変更するための HV制御が可能です。
avrdude.conf.UPDI4AVR
構成ファイルが必要です。通常、HV制御を使用するにはフェイルセーフのため avrdude コマンドに対して
-U -F -e
の3つ組オプションを指定しなければなりません。
-e
指定によるデバイス全消去初期化を避けたい場合は、
JP1ジャンパーを短絡状態にしておくことで、
-e
指定がなくとも HV制御を自動機能させることができます。
これは対話ターミナルモードで特に有用です。
UPDI制御が普通にできる限り、HV制御は不要のため能動的には発生しません。
ただし -p
指定が間違っていても指示された通りの対象AVRデバイスと見做して
強制的に制御が進んでしまうため、誤った -p
指定は不可逆的な故障を招く場合があります。
UPDI4AVR のファームウェアは下記リンクの開発環境を Arduino IDE に導入することで入手できます。
ファームウェア更新の際は SW3スイッチを “FW” にスライドし、 Arduino IDE 書込器選択は “SerialUPDI” を選んでください。 ファームウェア更新後は SW3スイッチを “RUN” に戻してください。
FUSE書き換え不良等により前述の方法でファームウェアを更新できなくなった場合は、 第二の UPDI4AVR を別途用意して TP1メンテナンスポートに配線し、 SW3は “RUN” 側とし、 HV制御を有効にして書き換えてください。
“SerialUPDI” 書込器選択での HV制御はできません。 TP1から FW更新する場合は、SW3を “RUN” 側にしていなければなりません。
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